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・家庭での節電は何から手をつければいいんだろう
・家庭で節電対策をしたらどれだけの効果があるんだろう
上記のようなお悩みにお答えします。
本記事をご一読していただくと、以下のポイントが理解できる内容となっております。
今スグ実践できる、家庭での節電対策のポイントが理解できる内容となっております。是非ご一読ください。
まず照明や電気製品を使用しない場合は、こまめにスイッチをオフにする習慣をつけましょう。そして長時間使用しない場合は、プラグを抜いておくことで使用電力を最小限に抑えましょう。
あなたは「暑いから少しだけエアコンをつけてすぐにスイッチオフにしよう」「寒いから一度だけ暖房をつけよう」などと、エアコンのムダな使い方をしていませんか?
エアコンは1度だけ強運転にするよりも自動運転の方が、実は電気代は抑えられます。
資源エネルギー庁によると、冷房を1日1時間短縮した場合は年間で約510円、暖房を1日1時間短縮した場合は年間で約1100円の節約ができます。
人がいない部屋や廊下の照明はこまめに消しましょう。
また、明るさの調整を行うことで省エネにつながります。
資源エネルギー庁によると、こまめに照明の電気をけすことで、白熱電球の場合は年間で年間約530円節約に、蛍光ランプの場合は年間約120円節約ができます。
あなたは、帰宅したらなんとなくテレビをつけっぱなしにしていませんか?
テレビを見る必要がない時はこまめにスイッチをオフにしましょう。
資源エネルギー庁によると、1日1時間テレビを見る時間を減らすことで、年間約450円の節約ができます。
パソコンも使わない時は必ず電源を切るようにしましょう。
また、電源オプションの設定を「システムスタンバイ」に変更することでも節約が可能です。
資源エネルギー庁によると、1日1時間パソコンの利用時間を短縮することで、デスクトップ型は年間約450円、ノート型は年間約150円の節約ができます。
待機電力とは、使用していない家電や電気製品のプラグがオンになっている状態で、機能維持のために消費される電力のこと。
使用していない家電や電気製品のプラグをオフにしておくことで、待機電力の消費を極力へらしましょう。
資源エネルギー庁によると、1世帯あたりの待機電力にかかる電気代は6156円となります。年間を通して見れば、家計に大きな影響を与えていることがわかります。
全ての家電や電気製品の待機電力を削減することは難しいですが、極力削減に取り組みたいですね。
一般的に、 エアコンの電気代は年間16,038円~51,894円と言われており、数ある家電の中でも多くの電気代を使用します。
しかし、エアコンの節電対策は、設定温度を変更したり扇風機やサーキュレーターを使用したりと手をつけやすいものばかり。できることから始めていきましょう。
カーテンを適宜使用することで、熱の出入りを調整することが可能です。
夏は日照を遮るほか、冷房の冷気が逃げるのを防ぎ、冬は室内の暖気を閉じ込め、外気が入るのを防ぎます。
冬に暖気を室内に閉じ込める際は、厚手で床まで届く長いカーテンが効果的です。
フィルターの網目がつまっているエアコンでは、余分な運転が必要となり、ムダな消費電力が発生してしまいます。
2週間に1度を目安にフィルターの掃除をするようにしましょう。
資源エネルギー庁によると、フィルターを月に1回か2回掃除することで、年間約860円の節約が可能とのこと。
室外機の吹き出し口に物を置いてしまうと、空気の循環が適切に行われず、冷暖房の効果が下がってしまいます。
室外機の周囲には何も置かないようにし、風通しの良さを確保しておきましょう。
冷暖房を単独で使用していると、暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下に溜まりやすくなり、なかなか空調効率があがりません。
扇風機やサーキュレーターとエアコンと併用することで、冷房時は涼しさを感じやすくなり、暖房時は暖かさを感じやすくなります。
扇風機やサーキュレーターを併用することで夏の電気代が1部屋で約3000円節約できるとも言われています。
冷房時の温度は28℃、暖房時の温度は20℃を目安に設定しておきましょう。
夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。
資源エネルギー庁によると、夏の冷房時の室温を28℃に設定した場合は年間で約820円の節約、冬の暖房の室温を20℃に設定した場合は年間で約1430円の節約ができます。
エアコンの節電方法を時期ごとに詳しく解説した記事はこちら
データとしては少し古いものですが、平成22年の資源エネルギー庁の調査によると、家電や電気製品の電気使用量のうち、電気冷蔵庫の電気使用量は、全消費電力の14.2%を占めています。
冷蔵庫の節電方法もエアコン同様、取り組みやすいものが多いです。手をつけることができる方法から始めてみてください。
冷蔵庫のドアの開閉が多いと冷気が逃げてしまい、閉めた後に冷やすために余分な電力が使われることになります。
ドアの開閉時間・開閉頻度を極力減らすとともに、設定温度はできるだけ夏は「中」、冬はできるだけ「弱」にしておきましょう。
資源エネルギー庁によると、開閉回数を2分の1にした場合は年間約280円の節約、開閉時間を2分の1にした場合は年間約160円の節約ができます。また、設定温度を「強」から「中」に変更した場合、年間約1670円の節約ができます。
物を詰め込みすぎてしまうと、冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫内を均一に冷やすための余分な電力が使われることとなります。
定期的に冷蔵庫の中を整理しておきましょう。
資源エネルギー庁によると、冷蔵庫の中の物の詰め込み具合を半分にした場合、年間で約1180円の節約が可能とのこと。
ただ冷凍庫はむしろ詰めておいたほうが冷却機能が上がります。
熱いものを温度を下げないまま冷蔵庫に入れてしまうと、その分の温度を下げるために余分な電力がかかってしまいます。
なるべく熱いものは室温程度に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫は私たちから見えない背面から放熱をしています。
そのため、冷蔵庫の周囲が壁などに接していると効率よく放熱ができません。
冷蔵庫の周囲は最低でも5cmの隙間を開けるようにしましょう。
(ただし、最近のモデルは背面を壁に接着して設置しても排熱空間を確保して背板があるものもあります)
パッキンが傷んでいた場合、傷んだ隙間から冷気が漏れしまい、その分を冷やすために余分な電力が使用されます。傷んでいるパッキンは交換するようにしましょう。
また、庫内の冷気を逃がさないために冷蔵室にビニールカーテンを取り付けることも1つの手といえるでしょう。
電気代を最大30%カットできる冷蔵庫の節電方法を知りたい方はこちら
全家電製品のうち、冷蔵庫に次ぐ消費電力量を誇るのが照明。
スイッチをこまめに切る他に、様々な節電対策があります。
ランプやかさが汚れると、ほこりやチリで明るさが低下してしまいます。
定期的に照明の掃除を行うことで、明るさを1段階さげるなど電力の削減が可能になるでしょう。
白熱電球を使用している際は、なるべく消費電力を抑えることができる、LED電球に買い替えましょう。
また、明るさ調節が可能な照明を選ぶことで、効率の良い省エネが可能になります。
資源エネルギー庁によると、年間2000時間使用した場合、白熱電球からLEDランプに買い替えた場合は年間で約2430円の節約が可能とのこと。
また、全家電製品のうち3番目に多く電力を消費するテレビの節電方法をご紹介します。
こちらも照明同様、スイッチをこまめに切る他に、様々な節電対策があります。
テレビの画面には、静電気の影響でほこりがつきやすいもの。
1週間に1度くらい乾いた布でふきましょう。
より画面の明るさを抑えることが可能になり、省エネにつながるでしょう。
部屋の明るさに応じて画面の明るさを自動調整し、ムダに消費する電力を減らしましょう。
画面を明るくくっきり見せる「ダイナミックモード」などは消費電力が大きくなるので、必要ない場合は設定を見直しておきましょう。
最後にトイレの節電対策をご紹介します。
「弱」に温度設定をして温水洗浄便座を1日使用した電気代は一般的に10円と言われています。
上の表を見ると、温度設定を1段階上げただけでも3ヶ月の電気代には200円の差が生まれることがわかります。
温度設定を見直すなど、ランニングコストの削減に努め、節電対策をしていきましょう。
この方法は、取り組みやすさと効果の両方を兼ね備えており、年間で約880~1300円ほどの節約となります。
冬には便座の温度設定を「強」に設定されている方が多いと思いますが、便座カバーを厚手にするなどして、ぜひ「中」にしてみてください。
ウォシュレット(温水洗浄便座)には便座を温める機能が付いています。
便座のフタを開けたままにしていると、元々の機能で温められていた便座が冷めて、再度設定温度まで温めるのに余分な電気を使用することになります。
使用後毎にフタを閉めることを徹底していれば、1か月で約3kWh、1年で34.9kWhの節電ができ、年間で800円を節約できます。
年間最大1500円以上の電気代を節約可能なトイレの節電対策を知りたい方はこちら
以上ご紹介したように、家庭での節電対策には様々な方法があります。
簡単な方法が多いので、ぜひこの記事でご紹介した方法を実践してみてください。
また、オフィスや工場の省エネ/節電方法をご紹介した記事もあります。ぜひご一読ください。
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