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・地球温暖化の現状ってどうなっているんだろう
・今後、温暖化によってどのような影響が発生するんだろう
上記のようなお悩みにお答えします。
本記事をご一読していただくと、以下のポイントが理解できる内容となっております。
温暖化の深刻な状況を再確認したい人に最適な内容となっています。是非ご一読ください。
まずは、そもそも地球温暖化とは何なのか、そして地球温暖化の原因やメカニズムはどうなっているかを見ていきましょう。
地球温暖化とは、人間の活動が活発化していくにつれて地球全体の平均気温が上昇している現象のこと。
そして最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高温を記録しています。
出典:気象庁ホームページ「世界の年平均気温偏差(℃)」より作成
地球温暖化の原因は、二酸化炭素に代表される、人間活動による大気中の「温室効果ガス」の増加です。
しかし温室効果ガスが増えすぎてしまうと、必要以上の熱をため込んでしまうため、地球温暖化という問題が発生してしまうのです。
出典:気象庁ホームページ「地球全体の二酸化炭素の経年変化」(気象庁ホームページより)
地球温暖化は以下のようなメカニズムで発生します。
以上の1~4の循環で、地球全体の年平均気温が上昇し続けている現状です。
ここからは、地球温暖化によって発生する問題を、生態系への影響と人間への影響の大きく2つに分けてお伝えします。
まずは温暖化による生態系への悪影響、特に動物に与える悪影響を見ていきましょう。
陸上最大の肉食動物であるホッキョクグマは、北極の海氷の上をすみかとし、アザラシを主に獲物としています。
北極の海氷の上で狩りをしますが、地球温暖化に伴う海水温の上昇によって海氷が無くなると、ホッキョクグマは海を長時間泳ぐことを強いられ、途中で溺れたり、十分な獲物が獲れず弱ったり、繁殖できなくなります。
アオウミガメの卵は、産み落とされた場所の砂の温度で、オスかメスかが決定されます。温度が高ければメスが生まれ、温度が低い場所ではオスが生まれます。
このため、温暖化によりわずかでも気温が上がると、アオウミガメは、メスばかりが増え、オスとメスのバランスが釣り合わず、繁殖ができなくなる恐れがあります。
熱帯雨林に住むオランウータンは、ジャングルになる果物を主食としています。
1997年以降、度々生じている「エルニーニョ現象」とそれに伴う大規模な森林火災は、すでに広大な森を焼き、多くの野生のオランウータンを死に至らしめました。もともと、森林伐採によって減少しているオランウータンにとって、絶滅危機を深刻化させる大きな問題となっています。
では次に人間にとって、どんな脅威が迫っているか見ていきましょう。
地球温暖化によって海水が膨張し、過去約100年で世界の平均海水面は16センチ上昇しており、近年より上昇率がさらに高くなってきています。
南太平洋の島国では浸水が進み、海岸線が内陸へ入り込んでいます。国によっては、国土全体が海に沈んでしまう危険も増大しています。
異常気象に伴い気温や雨の降り方が変わると、農作物の種類やその生産方法を変える必要が出てきます。特に経済力の無い小さな規模の農家はこれらの変化に対応するのが難しいため、生産性が下がる可能性があります。
乾燥地域においては、土壌水分が減少することで、干ばつに見舞われる農地が増加する可能性が高いとされています。
食料の生産性が下がると、病気にかかる人や、飢餓状態に陥る地域が増える可能性があります。特に食料の生産性が下がるアフリカ地域で影響がひどくなると予想されます。
また、熱帯などの伝染病を媒介する生物の分布域が変わることで、免疫が無い人々が住む地域に病気が広がり、被害が拡大する危険性があります。
ここまで見てきた地球温暖化の影響を食い止めるため、現在は世界的に脱炭素化へと歩みを進めています。
今後はどの企業も脱炭素経営に取り組まなければいけません
なぜなら、国が温暖化に対する長期的な方向性を法律に明記し、大手企業が国際的なイニシアテチブに加盟する中で、取引先である中小企業にも脱炭素化を求め始めているからです。
ここまで、2023年の地球温暖化の現状、今後の温暖化の影響、今求められる温暖化対策をご紹介しました。
まとめ
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