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・そもそも省エネってどうして必要なんだろう
・省エネに取り組まなければ、将来何が起こるのだろう
上記のようなお悩みにお答えします。
本記事をご一読していただくと、以下のポイントが理解できる内容となっております。
このリスクを抱えた地球環境を私たちの子ども、孫に受け継いでもらいたいと思っている人はいないはず。是非ご一読ください。
省エネの話をする前に、現在地球環境に起きている異変の数々、そして地球温暖化のリスクを見ていきましょう。
まず、温暖化による地球環境の異変といえば、気候変動が挙げられるでしょう。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書(2013~2014年)によると、世界平均地上気温は、1880年から2012年の期間に0.85℃上昇しています。最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高温を記録しています。
このまま温暖化が進行すると、異常気象/自然災害の規模、件数ともに増加することが予測されています。
出典:IPCC第5次評価報告書 統合報告書 政策決定者向け要約 図SPM.1(a)より改変
下の図は、1901年から2010年の間の、世界の平均海水面の変化を示したグラフです。
地球温暖化の影響で、海水温が上昇したことによる以下の2つが海水面の上昇の原因だと言われています。
このまま海水面の上昇が続くと、海岸浸食、高潮・高波・異常潮位などの沿岸災害の激化、沿岸湿地喪失などによる生態系への被害が深刻化は免れません。
南太平洋に浮かぶ島国、キリバス共和国の5~8割の島は2050年までに水没すると言われています。
もしも自分の生まれ故郷がなくなったら…「遠い国のことだから」「他にも優先すべきことはある」「後回し」なんて言っている場合でしょうか?
地球温暖化は生態系にも大きな影響を及ぼします。
例えば、陸上最大の肉食動物、ホッキョクグマは北極の海氷をすみかにしています。
そのため、地球温暖化が進行し、生息地である海氷がなくなってしまうと、海を長時間、泳ぐことを強いられ、途中で溺れたり、十分な獲物が獲れず弱ったり、繁殖できなくなります。
もちろん動物の生息地は多様。竹林の減少によりパンダ、ジャングルの減少でオラウータンなどの個体数が急速に減少しています。
地球温暖化の深刻化は、異常気象/自然災害の増加以外のカタチで、人間にダイレクトに負の影響を与えてきます。
気温上昇が進行すると、熱帯などの伝染病を媒介する生物の分布域が変わったり、溶けた永久凍土から未知のウイルスが発生したりする可能性があります。そして、その病に対する免疫が無い人々が住む地域に病気が広がり、被害が拡大する危険性があります。
私たちがジブンゴトとして地球温暖化に取り組んでいかなければ、第2の新型コロナウイルスが発生するかもしれません。
また、異常気象に伴い気温や雨の降り方が変わると、食料/農作物/水産物の生産性が減少することが予測されます。
また、温暖化により食料や水の偏りが進めば、世界中で暴動が頻繁に起こる可能性があります。
ここまで読んでいただいた方には、地球温暖化の危険性/リスクを分かっていただけたのではないでしょうか。
しかし、「地球はこれから寒冷化に向かおうとしている。よって、地球は温暖化などしていない」などと言う人もいます。
次に、省エネの3つの意義、省エネと地球環境の関係について見ていきましょう。
そもそも「省エネ」とは何でしょうか?
省エネとは、「省エネルギー」の略です。石油や石炭、天然ガスなど、限りあるエネルギー資源がなくなってしまうことを防ぐため、エネルギーを効率よく使うことをいいます。
エネルギーは私たちの豊かな生活を大きく支えています。電気・ガス・ガソリン・交通・通信も全てエネルギーによって成り立っています。
それでは、私たちの生活を支えるエネルギーを効率よく使う「省エネ」にはどんな意義があるのでしょうか?
省エネには3つの意義があると考えられています。
1つ目は、①地球環境の保全。
地球上の喫緊の課題である地球温暖化。その原因である温室効果ガスの大部分はエネルギー起因であるため、省エネに取り組むことで、地球温暖化防止につながります。
2つ目は、②エネルギー供給の安定化。
近年世界規模でエネルギー需要が高まっている一方、エネルギー資源には限りがあります。今あるエネルギーをムダなく効率的に使用することで、限りあるエネルギーを安定的に供給することにつながります。
3つ目は、③経済活動の効率性。
SDGsに注目が集まる中、省エネに積極的に取り組む企業は、事業の社会的意義、成長の持続性など優れた企業特性を持つと見なされます。したがって、「省エネ」という評価基準で、優れた企業を効率的に選びやすいということにつながります。
今回は、①地球環境の保全に注目し、省エネが地球環境に与える影響を見ていきましょう。
温室効果ガスとは、太陽の光によって暖められた熱が地球から宇宙へ放出されるのを防ぐ効果を持つガスのことです。熱の放出を防ぐことで地球の温度を調節する役割を持っています。
しかし、温室効果ガスが増えすぎてしまうと、必要以上の熱をため込んでしまうため、以下のようなサイクルで地球温暖化という問題が起こってしまうのです。
温室効果ガスの総累積排出量と世界平均地上気温の変化はおおむね線形関係にあると言われています。そして日本のGHG排出量(全温室効果ガス排出量)の85%がエネルギー起源の二酸化炭素なのです。
出典:資源エネルギー庁「2050年カーボンニュートラルの実現に向けた検討」
ここまでで、エネルギー消費が温室効果ガス、ひいては地球温暖化に大きな影響を及ぼしていることが分かっていただけたかと思います。
それでは、エネルギー消費の現状はどのようになっているのでしょうか。
上の図は、日本の一次エネルギーの構成割合を示したものです。
温室効果ガスを排出する化石燃料、石油/天然ガス/石炭の割合を合計すると、84.8%となり、CO2を大量に排出していることがわかります。
一次エネルギーの構成割合の8割が化石燃料であることは、世界平均で見た場合も同じ。
エネルギーを使えば使うほど、温室効果ガスは増加、地球温暖化は深刻化してしまう…
地球環境を守るために省エネが必要な理由を分かっていただけたと思います。
ここまでで省エネの必要性を紹介してきましたが、本当の省エネとはなんでしょうか?
エネルギーを使用する組織の業種/業態は様々。省エネ担当者は、必要な省エネの在り方を模索できる高い専門的知識を持っていなければなりません。
したがって、本当の省エネとは「十人十色のエネルギーソリューション提案」だといえるでしょう。
ここまで、地球環境に起こっている異変、省エネと地球環境の関係、省エネで予防できる未来をご紹介しました。
まとめ
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