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【演色評価数の見方やおすすめ値もご紹介】演色性とは

2022年2月7日 【ブログ

演色性とは

 

・演色性とは何?

・演色性はどのような評価基準があって、どれが良い?

 

上記の悩みにお答えします。

 

 

本記事をご一読いただくことで、以下のポイントが理解できるようになっています。

 

  • 演色性の意味
  • 演色性の評価基準・見方
  • 演色性が高いことによるメリット

 

 

本記事では、演色性の意味だけでなく、演色性の評価数基準や、おすすめの見方についてもご紹介し、演色性が高いことのメリットについてもお伝えするので、演色性の概要を掴むにはかなりおすすめの記事です。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

演色性とは→光源が色合いに及ぼす影響

演色性とは、「光源(光)が色合い(色の見え方)に及ぼす影響」を表す言葉のことで、主に「照明」の分野で使われます。

 

また、光源が自然光(太陽光)の時の色合いがベストとされる指標でもあります。

 

白色LEDの開発やLED照明器具、LED電球の普及に伴って、LEDのスペクトルが太陽光と余りにも違うということが指摘されるようになったことで、「演色性」という言葉がより注目されるようになりました。

 

 

本記事では、近年、演色性との結びつきがより強くなってきたという理由から、照明の中でも「LED照明」の演色性を前提としてお話します。

 

 

演色性が高いLED照明を使うことで、いつものご飯がより美味しく感じられたり、一生に一度の結婚式の衣装がきれいに見える状態で式に臨むことができたりします。

 

高演色のLED照明は「ご飯が美味しそうに見える」などのメリットがありますが、後ほど詳しく触れます。

次に、演色性の評価基準と見方についてお伝えします。

 

色鉛筆の画像

 

 

演色性の評価基準

私たちがLED照明の演色性の高さを知りたい時には、「演色評価数」と呼ばれる指標を調べる必要があります。

 

演色評価数とは、光源が照明される物体の色をどれだけ忠実に再現するか、その忠実性を定量的に表すものです。

 

 

演色評価数の評価方法には2つの種類がある

 

演色評価数の実際の評価方法は、以下の2種類に分けられます。

 

  • 「平均演色評価数」(Ra値とも呼ばれます。)
  • 「特殊演色評価数」

 

市販されているLED照明に書かれているものは、「平均演色評価用」であることがほとんどです。

 

それぞれの意味の違いは以下の通りです。

 

 

  • 「平均演色評価数」・・・R1~R8までの演色評価数の平均値(Ra値)
  • 「特殊演色評価数」・・・R1~R15までの個々の演色評価数を評価した数値

 

 

これらの意味合いの違いをイメージしやすくするために、以下の図をご覧ください。

 

演色性の違いを示す画像

用語について確認すると、「平均演色評用数」は、8色の演色評価数の平均値(Ra値)であり、「特殊演色評価数」は、15色個々の演色評価数です。

 

一番上にRa値があり、演色評価数がR1~R15の色が全て載っているため、上記の図には「平均演色評価数」「特殊演色評価数」の2つが書かれている状態と言えます。

 

また、上記図を見ると分かりますが、一般的なLED照明は、陽光LEDや太陽光に比べて、演色性が劣ることがほとんどです。

 

「平均演色評価数」「特殊演色評価数」のどちらを見ても、特にRa値とR9(赤色)に関しては他の2つより低いことが伺えます。

 

 

 

弊社が手掛けた「陽光LED“明王”」は、光を太陽光に極限まで近づけているため、演色性がとても高いのが特徴です。

 

つまり、「色をほぼ確実に再現できている」ということです。

 

 

 

ここまで、演色評価数の見方について、実際の測定値をお見せして解説してきて、一般的なLED照明よりも陽光LEDの方が高い演色性を持つことを示してきました。

 

 

では、演色性が高いと、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

冒頭でも少し触れましたが、もう少し詳しくお伝えします。

 

 

演色性が高いことのメリット

 

照明の演色性が高いことによるメリットは、例えば以下のことが挙げられます。

 

  • ご飯を美味しく感じる
  • 服装の適切なコーディネートができる

 

それでは、順番に見ていきます。

 

 

料理を美味しく感じる

 

演色性が高いと、色が鮮やかに見えます。

 

逆に、演色性が低いと、色がくすんで見えます。

 

 

以下の図をご覧ください。

 

演色性による見える色の違いを示す画像

 

上記図はあくまでイメージですが、同じりんごであったとしても、演色性が「高い」「低い」でこのように見え方が異なってきます。

 

くすんで見える料理より、鮮やかに見える料理の方が美味しさを感じやすいのです。

 

 

そのため、高演色性のLEDは、以下のような場面で役立つことが考えられます。

 

  • スーパーマーケット→食品が美味しそうに見えるから、演色性の高いLEDの導入によって、購入してもらいやすくなる。
  • レストラン・宴会場→お客様に料理を美味しく見せることができ、満足度を上げることができる
  • 家庭→いつものご飯が美味しそうに見えるから、食事の時間がより楽しく感じられるようになる。

 

 

演色性の高いLEDによって、食べ物がより美味しく感じられるのです。

 

 

 

服装の適切なコーディネートができる・くっきり見える

 

演色性が高いと、服装のコーディネートを決める時や、物をきれいに見せたい時にも役立ちます。

こちらも、食べ物の時と同様、演色性が高いとより鮮やかに、低いとよりくすんで見えます。

 

演色性による色の見え方の違いの画像

 

上記図はイメージですが、演色性の違いによって、上記のような違いが生まれてきます。

 

高演色LEDの想定される使用場面は以下が考えられます。

 

  • 結婚式→一生に一度しかない貴重な結婚式に、ドレスをより色鮮やかに見せることができる。また、本来の色に近くなるので、服を選ぶ側は適切なカラー選択ができる。
  • 化粧品売り場→本来の色の再現により、くすまずにくっきり見えるので、試用されたお客様に満足してもらいやすくなる。また、お客様は外出中、太陽の下で望み通りの色を再現できる。
  • 美術館・博物館・展示会(見本市)→オリジナルの色合いを忠実に再現できるので、原作通りの作品を味わえる。
  • 家庭→「今日は何を着ていこうか」と、その日の服を決める際、ファッションの色合いを上手く決めることができる。

 

 

このように、演色性が高いと、食べ物の見せ方に関してだけでなく、ファッションや化粧品、展示会などにも役立ちます。

 

ファッションと食べ物のイメージ画像

 

 

どの演色性のLED照明が良い?演色性基準のおすすめの見方について

これまで、演色性が高いことによるメリットをいくつか列挙しました。

 

「演色性」に興味を持たれた方が多くいらっしゃると思います。

 

 

中には、「どのくらいの水準の演色性を持つLEDを導入すればよいのか」が気になった方がいらっしゃるかもしれないので、参考までに、弊社がおすすめする基準をご紹介します。

 

それは以下のような演色評価数です。(下記の数値は、平均演色評価数(Ra)の値です。)

 

  • 家庭(ビジネス以外)→80以上
  • 光が大事な要素の一つとなるビジネス(スーパーマーケットの生鮮食品コーナー、結婚式、化粧品売り場)→90以上

 

 

上記の基準を参考に、快適な照明選びを検討してみて下さい。

 

 

 

演色性の高いLED照明を買うことを当記事では強制するつもりはございませんが、高演色LEDにすることで、きっと生活の質が向上するかと思います。

 

 

先にお示しした通り、家庭では、いつものご飯が美味しく感じられ、適切なファッション選びにつなげることもできます。

 

一般家庭では、演色性までは気にしないのが実情なので、上記の演色評価数基準よりも高い演色性のLED照明を試しに使ってみると、その違いがよく分かり、ライフスタイルがより豊かになるでしょう。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本記事では、以下のことについてお伝えしました。

 

  • 演色性の意味
  • 演色性の評価基準と、見方
  • 演色性が高いことによるメリット

 

要点

  • ①演色性とは:「光源が色に及ぼす影響」を表す言葉のことで、主に「照明」の分野で使われる。
  • ②演色性の評価基準:平均演色評価数と、特殊演色評価数の2つ。
  • ③高演色性のメリット:ご飯が美味しそうに見える、美味しく感じる。適切な服装のコーディネートができる。
  • ④演色性の高いLED照明を選ぶときのポイント:家庭は平均演色評価数80以上。光が重要なビジネスの場合は90以上。

 

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