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【電力削減】オフィスでの節電方法

2021年10月15日 【ブログ

オフィス内の風景

 

「オフィスの節電チェック項目が知りたい」

「どれくらい効果があるのか知りたい」

 

上記の悩みに答えます。

 

 

本記事をご一読いただくと、以下のポイントが理解できる内容になっております。

 

  • オフィスでの節電チェックリスト
  • オフィスでの節電をした時の節電効果

 

本記事を最後まで読み、オフィスの節電についてぜひ改めて考え直してみてください。

 

 

オフィスビルのエネルギー消費(部門別)

 

まず節電について考える前に、どこのカテゴリーがどのくらいの割合でエネルギー消費をするかを確認してみましょう。

 

一般財団法人 省エネルギーセンター ウェブサイト 「オフィスビルの省エネルギー」 1.1オフィスビルの部門別エネルギー消費

出典:一般財団法人 省エネルギーセンター HP 「オフィスビルのエネルギー消費の特徴」

 

各部門別のエネルギー消費割合は上記のようになります。

 

「空調」「コンセント」「照明」それぞれの割合はおおよそ30~40%前後で、そこまで極端にいずれかに偏っているわけではないのが分かります。

 

 

本記事は前半に「空調」の節電を、後半では「照明」「コンセント」を中心に見ていきます。

 

意外と盲点な点があるかもしれないので、ぜひ最後までご覧ください。

 

節電のチェック項目

エアコン設定温度の適正化

エアコンは設定温度と外気温の差が大きいと消費電力が大きくなります。そのため、設定温度と外気温の差を小さくすることが節電につながります。

 

ではどのくらいの温度で節電するのが良いのでしょうか。

 

 

一般的に、エアコン(2.2kW)の冷房温度を1℃上げることで約13%の節電、暖房温度を1℃下げることで約10%の節電効果になると言われており、資源エネルギー庁によると年間約1000円の節電が可能になります。

 

エアコンの温度を控えた時のメリットを示す画像

出典:資源エネルギー庁 HP 「無理のない省エネ節約​」

 

 

ここまで、エアコン温度を調整することによる節電効果を述べてきましたが、「どれくらいの温度にすればいいのか」と気になった方がいるかもしれません。

 

そこで次に、国が推奨しているエアコンの温度についてご紹介します。

 

 

 

環境省が主導となって地球温暖化防止を進める組織「COOL CHOICE」のサイトでは、以下の温度が適性温度となっています。

 

 

夏場・・・28℃

冬場・・・20℃

 

出典:COOL CHOICE HP 「適正な室温とは」「ウォームビズ(WARMBIZ)とは」

上記のように、夏場では28℃冬場では20℃が適正温度とされています。

 

とはいえ、必ず守らなければいけないわけではなく、あくまで無理のない範囲で「お願い」している形をとっています。

 

地球温暖化防止のため、家庭や企業にエアコンを使いすぎないでほしいという国からの意志が伝わりますね。

 

 

このように国が地球温暖化防止に積極的な姿勢を見せているわけですが、実は国だけでなく、企業にとっても「地球温暖化」対策として節電などにより二酸化炭素削減を進めていくことは社会的に大きな意味があります。

 

 

結論を言うと、

 

  • 社会からの信頼獲得
  • ビジネスチャンスの拡大
  • 経営面に与える効果

などの3点から、二酸化炭素削減に取り組み企業はメリットが大きいですし、「環境」が社会の評価軸と言われる昨今ではアピールポイントになります。

 

 

詳細が気になる方は「【企業の評価アップ!?】節電により減るCO2量、その必要性について解説」の記事をどうぞ。

 

エアコン

 

フィルターの清掃

エアコンは、室内にある空気を効率的に冷やしたり温めたりするために室外機を介して室外空気と熱交換するものです。

 

そのときにエアコンのフィルターにホコリがたくさん溜まっていると、フィルターの目が詰まることで流動抵抗が増えて冷暖房の効果が下がってしまい、結果として電力を無駄にすることにつながってしまいます。

 

 

そこで、フィルターをきれいにしておくことで冷暖房を効率的に運転させることができるので、清掃行動が節電になります。

 

一般的に推奨されている清掃頻度は2週間に1回です。

 

 

仮にこの頻度でフィルターをきれいにできなかったとしても、フィルターがかなり汚れているようであれば、節電効果は十分に期待できます。

 

 

「節電」からはイメージしづらいので少し盲点かもしれませんが、「フィルターの清掃」を意識してみるとよいでしょう。

 

エアコンのフィルターの画像

他の電化製品の活用

省エネになるかどうかはきちんと検討する必要がありますが、扇風機やヒーターを使うことで、エアコンの電気代負荷を軽減する場合があります。

 

エアコンが温度を上下するための機械であるのに対し、扇風機、ヒーターはいわば部屋全体の温度を調整するための機械です。

 

そのため、先ほどのエアコンの説明で「適性温度:夏場は28℃、冬場20℃」とお伝えしましたが、この温度では「まだ暑い」「まだ寒い」と感じる方は扇風機やヒーターを使うことで、消費電力を小さく抑えられるだけでなく、部屋全体の温度のむらをなくしたりする効果もあります。
また、空気を循環させて、健康的な環境にする効果もあります。
このように、省エネ効果があまりなかったとしても扇風機やヒーターを使用することで別のメリットがあります。
オフィスのエアコンのイメージ画像

 

就業時間を変える

これは半ば強制的かもしれませんが、就業時間を変えてしまうという方法です。

 

テレワークなどで社員に自宅勤務にしてもらうことで、企業の電気代が節約できます。

 

また、社員の残業時間などを見直してオフィスの照明やエアコンなどの電気器具の利用時間を少なくすると節電になります。

 

2019年から国が施行してきた働き方改革では「残業時間による罰則」が大きく取り上げられているため、「残業が多い…」という方はぜひ節電を機にオフィス社員の就業時間を考え直してみるのもよいですね。

 

 

また、例えば夏場のエアコンは、外気温が高いほど電力を大きく消費するので、外気温がまだそれほど高くない時間に始業時間を早めることで、外気温と室内の温度との温度差を少なくでき、節電につながることもあります。

 

就業時間を変更するイメージ画像

 

オフィスでの照明の節電

次に照明の節電についてお伝えします。

 

LEDに交換する【陽光がおすすめ】

白熱灯や蛍光灯を利用している方がいらっしゃるかもしれませんが、「LED」は電気代が相対的に安く(約1/3)寿命も長い(約3倍)ので「節電」という意味でおすすめです。

 

また、LEDの中でも「陽光LED」というものがあるのですが、そちらを特におすすめします。

 

 

陽光LEDのメリットは、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 電磁波が気にならない
  • 明るさや色合いが太陽の1日の動きに合わせて時々刻々と変化する

 

「電磁波が気にならない」については、電磁波が気にならないことで、オフィスで勤務する社員が気分良好な状態で業務に励めます。

 

電磁波には「なんとなくダルい」「イライラする」といった不定愁訴を引き起こす効果があり、陽光LEDを使えばこれが解消されるわけです。

 

 

2番目の「光の質が変化する」に関しては、光の量が無駄のないよう自動的に調整されるので、かなり節電効果が期待できます(一般的な陽光LEDの省エネ効果は15~20%)。

 

また、無駄のない光量であるだけに、寿命が普通のLEDより長いのも特徴です。

 

このように、陽光LEDは高価なことが多いので初期費用が高く感じられますが、長期的に見れば「働き方改革に貢献できる」「省エネ効果が大きい」など、メリットがたくさんあります。

 

オフィスでの夜間電力の節電【待機電力の削減】

一般財団法人 省エネルギーセンター ウェブサイト 「オフィスビルの省エネルギー」 1.1オフィスビルの部門別エネルギー消費

 

ここまで、エネルギー消費を減らすための節電項目を、「空調」「照明」を順にチェックしてきました。

 

後半では、「コンセント」に関することにも触れていきます。

 

 

夜間など、長期間オフィスのOA機器を利用していない場合を見直すと、待機電力削減により効果的な節電につながることがあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

待機電力・・・電源をオフにしていても、コンセントを差したままだと消費されてしまう電力のこと

 

待機電力は年間電気代の約6%を占めるとされており、節電対策をするうえで重要なポイントになります。

 

例えば、月の電気代が2万円の方は、そのうち待機電力として1200円かかっていることになるので、侮れません。

 

「昼間はよく使うが夜にはほぼ使わない」ようなオフィスOA機器に関しては、夜間はコンセントから抜いておくと高い節電効果につながる可能性があります。

 

 

とはいえ、毎回コンセントを引き抜くのは難しい場合がありますよね。

 

そんな時は、「スイッチ付き電源タップ」を使うことで素早くオンオフの切り替えができます。

 

(「スイッチ付き電源タップ」は以下の画像のようなものです。)

スイッチ付き電源タップの画像

 

 

ちなみに製品の待機電力の大きさについては、以下の表を参考にしてください。

待機電力は消費電力量のおおよそ6%と見積もっておけばよいでしょう。

 

パソコン関連 消費電力(W)
デスクトップパソコン 100~300
ノートパソコン 50~100
液晶モニター 20~60
インクジェットプリンタ 10~30
レーザープリンタ 200~500
スキャナ 2~40

 

OA機器 消費電力(W)
複合機 1500~2000W
シュレッダ 300~600W
プロジェクタ 80~400W

 

オフィス家電 消費電力(W)
冷蔵庫 100~200W
電子レンジ 600~1500W
電気ポット・電気ケトル 900~1300W
温水洗浄便座 300~700W

出典:オフィスマッチ HP 「電気代節約の王道!?「待機電力」の見直しで環境にも会社にも優しく!」 

 

 

熱関係の家電や複合機は特に待機電力が大きいので、前述の「スイッチ付き電源タップ」を検討してみると良いでしょう。

 

まとめ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

本記事では以下のことについてお伝えしました。

 

  • オフィスでの節電チェックリスト
  • オフィスでの節電をした時の節電効果

 

 

意外と盲点だったポイントがございましたら、ぜひ実践してオフィスの効果的な節電につなげてみてください。

 

オフィスの様子

 

 

「ガマンしない省エネ」をするには

必要なエネルギーは必要なだけ使うが、ムダは徹底的に省く「ガマンしない省エネ」には専門知識が必要といえます。

 

弊社グリーンユーテリティーは、細かく調査した上でお客様にとってのベストソリューションをご提供する、「環境の総合病院」です。

 

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