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最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております(2012/6/11)。 「気候変動の最前線」である南極海は、観測をしに行くには遠すぎるため、あまり観測がなされてきませんでした。しかしながら、ごく最近になってようやく進んできた観測と研究の結果、科学者たちが全く予想もしていなかった猛烈なスピードで、暖水化、陸氷流出の加速化、気温の上昇、海氷の減少、海水の淡水化など、さまざまな環境異変が起きていることがわかってきました。ここでは、特に顕著な二つの環境異変についてご案内いたします。 67-1. 暖水化 南極における顕著な環境異変の一つは、「暖水化」です。私たちは、「地球温暖化」といえば、大気の温度(気温)の上昇に目をうばわれがちです。しかしながら、1950年代以降、世界の海水温は全体的に高くなっています。1950年代以降、地球温暖化に伴い発生した熱を、海洋は大気より
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