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最新の環境関連トピックスを、隔週でご案内しております(2011/11/21)。 57-1. 浸食されるチャンチャン遺跡 ペルー北部にあるチャンチャン遺跡は、9~15世紀にかけて栄えた、南米大陸最大規模の都市遺跡です。元々この周辺は、雨が降らない土地でした。そのため遺跡は、全て日干し煉瓦で造られています。日干し煉瓦で造られた都市としては、チャンチャン遺跡は世界最大規模を誇っています。1986年、チャンチャン遺跡はユネスコの世界文化遺産に登録されました。 南米大陸最大規模のチャンチャン遺跡では、近年地球温暖化に伴い、元々雨の降らなかった土地に、雨がもたらされるようになってしまいました。豪雨による浸水被害で、遺跡の壁は溶けだしてしまいました。さらに、地下水位の上昇や海からの塩害により、チャンチャン遺跡は浸食され続けています。ユネスコは、遺跡の保護と修復が必要と判断し、
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