環境市場動向214　「G7初　英が石炭火力発電終了」

  最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております（「中日新聞」（2024年10月1日付）より）。   214-1.  日本に削減圧力 英国に残る最後の石炭火力発電所が9月30日、稼働最終日を迎えました。二酸化炭素(C2)の排出が特に多い石炭火力の全廃は先進７ヵ国(G7)で初めてです。世界的に廃止の流れが加速しており、電力の約３割を石炭に依存する日本に対し、削減圧力が高まりそうです。   214-2. 世界で進む脱炭素化の重要な一歩 閉鎖するのは、英中部ノッティンガム近郊のラトクリフ・オン・ソア発電所です。1967年に運転を開始しました。運営するドイツのエネルギー大手ユニパーが、２年で解体し、跡地にはクリーンエネルギーの関連施設を建設する予定です。同社は「世界で進む脱炭素化における重要な一歩だ」としました。   英国は1882年に、ロンドンに最初