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最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております。 203-1. 生物多様性とは 生物圏を守る「厚み」 地球は半径6371kmの球で、鉄を主成分とする核を岩石が取り囲んでできています。生物がすんでいるのはその周囲の厚さ約20kmで、地球の300分の1の範囲に過ぎません。しかし、この生物圏が地球の気温を一定に保ち、陸地や海洋の環境を安定させる役割を担っています。生物多様性とは、その極めて薄い層の力を保つ「厚み」なのです。 地球の大気は誕生当時、今より10万倍も濃度の高い二酸化炭素に覆われていました。それが薄まったのは陸地ができ、大量の雨によって陸地の金属イオンが海に流れ出して酸性の海を中性に変え、大気中の二酸化炭素が海に溶け込んだからです。 その後、太陽光を利用して光合成をするシアノバクテリアが生まれ、大気中に酸素を大量に送り込むよう
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