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最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております。先月の環境市場動向にて、「異常気象は災害を増やすだけでなく、国家間の対立を強め、紛争やテロを広げる毒素にもなりうる」と紹介してからわずか数週間後、ロシアがウクライナ侵攻を開始しました。本日は、経済思想家で大阪市立大学大学院経済学研究科准教授の斎藤幸平氏による論考『気候戦争としてのウクライナ侵略を読み解く』の概要をご案内いたします。なお、45万部のベストセラーとなった同氏の著書『人新世の「資本論」』は、環境市場動向181でもご紹介しています。 184-1. 21世紀の戦争には地球環境的要因も影響 プーチン大統領によるウクライナ侵略は、当然複合的な原因や事情が折り重なっている。ただ、その中で、気候変動にからむ事情が、日本のメディアでは見落とされがちではないだろうか。 21世紀の戦争や紛争には、地球環境的要因が影響を
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