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最新の環境関連トピックスを、隔週でご案内しております(2011/9/5)。 52-1. 氷河期の生き残り ライチョウは、およそ6万年前の氷河期、日本列島が未だシベリアと陸続きだった頃に日本に渡ってきました。その後氷河期が終わり日本海ができると、ライチョウは飛ぶ力が弱いため日本列島に取り残されてしまいました。そのためライチョウは「氷河期の生き残り」と呼ばれています。氷河期が終わり気温が上昇すると、ライチョウたちは涼しい高山に逃れ、3000m級の日本アルプス周辺で生き延びてきました。現在、日本でライチョウが生息しているのは、本州中部における標高2400m以上の高山帯のみです。 氷河期の生き残りであるライチョウは、高山帯でしか生きることができません。そのため、現在急速に進行している地球温暖化の影響をまともに受けています。地球温暖化に伴い高山帯の分布域が上昇し、ライチョ
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