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最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております。 大きな出っ歯に、しわしわで毛のないピンク色の肌―。見た目そのままの名前がつけられたハダカデバネズミ。外見のインパクトが強いですが、がんになりにくく、老化しにくいうえ、同じぐらいの体格のマウスより寿命が10倍長いという驚くべき特性があります。鍵となっているのは、神経伝達物資の「セロトニン」の代謝でした(「中日新聞」(2024年1月29日付)より)。 207-1. 長寿命、しかも生活習慣病をほとんど発症しない ハダカデバネズミは東アフリカに生息しているネズミの仲間のげっ歯類です。体長は平均10cm程度で、体重は約40g。サバンナの地下に長い場合は全長3kmにも及ぶトンネル状の巣穴を掘って暮らします。 科学者たちは、ハダカデバネズミの長寿命に関心を寄せています。体の大きな動物ほど長生きすることが知られ
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