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最新の環境関連トピックスを、毎月ご案内しております。 202-1. 国連公海条約が成立 今年3月、193ヵ国が合意して国連公海条約が成立しました(採択は6月)。地球の表面積の約7割は海で、公海はその3分の2を占めます。海洋は大気中に放出される二酸化炭素の約30%を吸収し、私たちが呼吸する酸素の半分を生み出しています。また、世界では生計を立てるために30億人以上が海洋と沿岸資源に依存しており、海洋保護は地球の生命維持に不可欠なだけでなく、経済にとっても極めて重要な課題です。 海の憲法と呼ばれる国連海洋法条約(採択1982年、発行1994年)で各国は、管轄権を持つ排他的経済水域(EEZ)内で適切な海洋資源の保全や管理措置を定めることになっています。ただ、具体的な規定は設けておらず、1992年に成立した生物多様性条約(発行1993年)で各国管轄下の陸域と
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